「無制限」と書いてあるなら、速度制限もなく好きなだけ使える。
そう思って契約したのに、実際にはこうなるケースがあります。
- 夜になると急に遅くなる
- 動画は見れるが、会議や作業が不安定
- 使い方によって体感が変わった
- “無制限”のはずなのに注意事項が多くてよく分からない
結論から言うと、“無制限=常に快適”ではありません。
重要なのは、「無制限」という言葉そのものではなく、速度制御(制限)の条件がどこに書かれているかです。
この記事では、無制限プランの落とし穴を避けるために、
「制限が起きやすいサービスの具体例」と、契約前に見るべきポイントだけを整理します。
注意(2026年1月時点)
料金プランや速度制御(制限)条件は改定されることがあります。この記事は 2026年1月時点の公開情報をもとに整理しています。申し込み前に、必ず公式ページの注意事項も確認してください(記事末尾に公式出典をまとめています)。
先に結論:無制限で“後悔しやすい人”
次に当てはまる場合は、無制限でも条件を読み飛ばすと失敗しやすいです。
- 外出先で PC作業・オンライン会議 を安定させたい
- 夜(混雑時間帯)に 動画・配信 をよく見る
- 仕事と娯楽の両方で 毎日使う
- 「無制限=制限なし」だと思ってしまう
逆に、無制限でも満足しやすいのは、
「混雑時間帯を避けられる」「用途が軽い」「たまに使う」タイプです。
「無制限」でも速度制御が起きる代表パターン
無制限といっても、実際の運用は主に次の3類型です。
1)“明確な閾値”が書かれている(例:200GB超で制御)
月間の目安を超えると、その月の終わりまで上限速度が設定されるタイプです。
2)“一定期間内の大量通信”+“混雑時間帯”で制御
短期で大容量を使った後、混雑する時間帯に遅くなるタイプです(モバイルルーター系でよく見ます)。
3)混雑時など「公平利用」の名目で制御されうる
月間の明確な段差は書かれていなくても、混雑時・大量通信時に制御される可能性が残るタイプです。
具体例:速度制御が「明記されている」代表サービス
ここが読者にとって一番重要なところなので、具体例を挙げます。
(各条件は改定される可能性があるため、出典の公式ページも併記します)
A. 明確な閾値(200GB超など)が書かれているタイプ
au:使い放題MAX+ 5G/4G
- 月間データ利用量が200GBを超えると当月末まで最大5Mbpsに制限
- テザリング等は合計60GB上限(超過後は低速)
(出典:au公式) au.com
ソフトバンク:メリハリ無制限+
- 200GB/月超で最大4.5Mbpsに速度制御
- テザリング・データシェアは合計50GBまで
(出典:ソフトバンク公式) ソフトバンク
ここでのポイント
「無制限」でも、“超えると上限速度が決まる”タイプがある、ということです。
外出先でのPC作業・会議など“途切れると困る用途”がある人ほど、閾値型は必ず確認してください。
B. “大量通信”+“混雑時間帯”で制御される可能性があるタイプ(WiMAX系)
UQ WiMAX(WiMAX +5G)
- 一定期間内に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある
(出典:UQ WiMAX公式) UQ WiMAX
参考として、旧来のWiMAX 2+では「3日間で10GB超で翌日夕方〜深夜に制限」という説明が公式にありました。
(出典:UQ WiMAX公式) UQ WiMAX
ここでのポイント
「昼は平気なのに夜だけ遅い」「数日まとめて使ったら体感が変わった」などは、
混雑時間帯×大量通信の影響で起きやすい類型です。
C. 公平利用・混雑時などで制御されうるタイプ(大手キャリアの“無制限”に多い)
ドコモ:eximo
- ネットワーク混雑時・大量通信時等に通信制限がかかる場合がある
(出典:ドコモ公式) ドコモ
※「eximo」「irumo」「eximo ポイ活」は、2025年6月4日(水曜)をもって新規受付を終了しています。
楽天モバイル(ギガ無制限エリアの説明)
- 混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合がある
(出典:楽天モバイル公式) 楽天モバイル
ここでのポイント
このタイプは「200GB超で◯Mbps」のような明確な段差が見えにくい一方、混雑時などに制御される可能性が明記されています。
“夜に会議が多い”“混雑時間帯に動画をよく見る”人は、注意書きが重要になります。
契約前に見るべきチェックリスト(これだけ)
契約ページの小さい文字を、次の順で確認してください。
- 速度制御(制限)の条件が明記されているか
- 低速になった場合の上限速度(例:5Mbps等)
- 混雑時間帯の扱い(制御の可能性)
- 短期大量利用時の扱い(公平利用など)
- テザリング上限(ある場合が多い)
- 解約条件(違約金・端末残債・オプション)
この6点が読み取れない/分かりにくい場合は、候補から外す判断も有効です。
こんな人は「無制限」にこだわらなくていい
無制限が必要になりやすいのは「毎日・大容量・混雑時間帯・PC利用」が揃う人です。
逆に、次の条件なら無制限にこだわらなくても満足しやすいです。
- 外で使うことはほとんどない
- Web閲覧・軽作業が中心
- 動画などの大容量利用は家の回線が中心
- スマホの大容量プラン(テザリング)で運用できる
「無制限」を選ぶ前に、あなたの使い方を一度整理した方が失敗が減ります。
目的別:おすすめの考え方
外出先でPC作業を安定させたい
無制限かどうかより、混雑時間帯の挙動とエリアが最重要です。
「夜の会議が多い」人ほど、条件確認が必須です。
動画をたくさん見たい
無制限でも、夜に混雑して体感が落ちるとストレスになります。
視聴時間帯が夜中心なら、無制限の条件は慎重に。
節約したい
無制限にすると月額が上がるなら、
「スマホ大容量+テザリング」や「利用シーンの分離」で下げられる場合があります。
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FAQ
まとめ
- 無制限は便利ですが、条件付きの制御があるケースが多い
- “無制限かどうか”より、制限条件・混雑時間帯・エリアが重要
- 契約前チェックは6点だけ確認すれば失敗しにくい
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